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「ヒーローズ・オーバータイム」 箕面・豊島 (金蘭会)

 HPF公演お疲れ様でした。 箕面・豊島高校さんの合同公演を初めて観劇させていただいたのですが、違う学校のはずなのに、すごく一丸となっていて、部員同士仲が良いのが、劇を通して伝わってきました。 まず初めに、セットに目が惹かれました。可愛らしい柄が所々入っていて、ポップな世界観が演出されていて、どんな物語がこれから始まるのだろうと、わくわくしました。 また、セットの高さを利用した場面転換はすごく勉強になりました。 今回、各々個性の強い役柄でしたが、すごく役者さんにマッチしていました。みなさんセリフのテンポが良くて、とても観やすく、又それぞれの表情が豊かに変わるので、観ていて飽きる事がなく、逆に次は何が起こるのかどう展開されていくのか気になり、終始目が離せませんでした。 そして、そんな個性豊かな役者さんたちをさらにパワーアップさせるきれいな照明。昭和ンジャーが踊るシーンでは星のネタが入っていたり、台上と台下の光を分けることで、違う場所というのがはっきり分かる素晴らしい照明でした。 大学進学に関する進路に悩む高校生がたくさんいる中で、同じようなことに悩む登場人物に共感を覚える所もあり、とても親しみやすく、高校生ならではのまっすぐな思いや、くだらない事に一生懸命になれる純粋さが輝いて見えて、観ている観客や劇場の雰囲気等すべてを巻き込み80分間一気に駆け抜ける、そんな素敵な作品でした。 最後になりましたが、キャストや裏方の皆様を始め、この作品に携わったたくさんの方々、本当にお疲れ様でした。 素敵な作品をありがとうございました。 金蘭会高校2年 秋末・武

「赤鬼」 東海大付属大阪仰星 (金蘭会)

 東海大仰星高校さんの「赤鬼」を観劇させていただきました。 会場に入り、まず目を引いたのは、舞台上に広がっている青い布、そして並べてある様々な花の入った瓶でした。「赤鬼」という題名とは対照的な「花」をどのように使うのか、始まる前から想像力を掻き立てられました。 「鬼は人間を食う」という偏見を持つ人々、しかし本来の赤鬼はそんなものではない。現在私たちの社会にはびこる差別、偏見そのもののように思いました。そして、そんな世間の理不尽さに憤りを感じました。 そんな人々とは対照的に赤鬼と心を通わせようとする「あの女」は現代の私たちが見習うべき姿だと思います。 赤鬼の「食え。生きろ。」という言葉はとても印象的で、人間の虚しさと、赤鬼の心の温もりを感じました。 照明、音響は役者との動きやその場面場面にとても合っていて良かったです。特に洞窟の場面や船の上でのシーンが印象的でした。そして、ラストシーンでは、スモークが焚かれている中、後ろの奥に浮かび上がる「あの女」の美しさに魅了されました。 中心の役者の方々は1人で何役もされているにもかかわらず、どの役もうまく表現されていて素晴らしいと感じました。 全く違う環境を生きてきた「人」と「鬼」、それぞれの生き方、言葉の通じない者とのコミュニケーション、それらの出会いがあったからこそこのお芝居は成り立っているのだなと感じるとともに学ばされることが沢山ありました。 全体を通して役者、音響、照明、装置、衣装など細かいところまで凝ってつくられており、この舞台を創り上げることが出来たのも沢山の練習量があったからだと思います。素敵な舞台をありがとうございました。 東海大仰星高校のみなさん、お疲れ様でした。 金蘭会高校三年 相浦 岩崎

「終焉ブルー」 咲くやこの花 (淀川工科)

初めの方のミラーボールの光が煙に線が出てるのが凄く綺麗でした! 雨の表現の仕方も凄く素敵でした! 音響とセリフのタイミングがバッチリで観ていて楽しかったです。 舞台装置も白い箱をくみかえて場面を変える発想が凄いと思いました! 役者の人達も場面によって感情を切り替えていたので観ていて楽しかったです! 担当 淀川工科高等学校