「Bファイブ★」 同志社香里 (桜塚)
この度、同志社香里高等学校さんのHPF公演『Bファイブ★』の観劇ブログを書かせていただきます、桜塚高等学校2年の伊原颯汰です。 まず初めに、皆さん公演お疲れ様でした! 本当に中高生ですか?と言いたくなる程に皆さん貫禄が凄かった……! 姿勢や所作も老体をそっくりトレースしたかの様な再現度の高さでした。(練習中腰を痛めたりしていないか少し心配ですが……) 終盤までの夏希は結構そっけない感じでしたね。他5人とは一線を引いて接している感じがとても良かったです。 声を張るシーンではただ叫ぶだけでなく、その叫びにしっかり意味と感情が籠っていて流石の演技力だなぁ……と感じざるを得ません。 音響照明に関しても色・曲・SE選びがとても良く、物語によくのめり込むことができました。特に戦後の描写がとてもリアルで思わず息を飲んでしまいました……! 大道具小道具、非常にクオリティが高かったです。その場の雰囲気を引き出す要因でしたし、そのお陰で観客が物語にのめり込むのを促進していました。動線もしっかりと確保できていたので、配置も良かったですね。 また、ストーリーの構成がとても上手だなぁと感じました。場面の多くはふと笑ってしまう様な面白く温かい雰囲気の会話が展開されますが、これによって所々にはさまれている暗いシーン(特に過去回想)が強く印象に残りました。 それを経ての終盤の温かいシーン……そっけなかった夏希が心を開いていくその様子と、それに対する和子達の暖かい言葉のやり取りと、そこから勇気を持って一歩前に踏み出した夏希の姿が自分の心にグッと刺さりました。''若い頃''を過ごした時代やその苦しみは違うけれど、それでも同じ時代に生きていて、同じ時間を共有しているんだという温かさが舞台上に溢れていました。 誰かと食卓を囲むことの温かさを再認識できる素晴らしい劇でした! 改めて皆さん、公演お疲れ様でした!(桜塚高等学校2年 伊原颯汰)