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「プロテクト」 工芸 (清風南海)

 工芸高校さんの「プロテクト」を観劇させていただきました。  まず、登場人物全員が白い服を着ていて、部屋には窓のようなものがあるけど封鎖されているようで、ここはどこなんだろう?と冒頭から色々と想像が膨らむセットでした。 「ここの部屋って鍵かかってなかったっけ?」「私たちはこうしてお喋りしてるだけでいい」などのセリフ、時報が知らせてくれるのは深夜の時間帯ということなどから、もしかしてここはチャットルーム…?じゃあこの4人はどういう関係なんだろう?と飽きない展開で面白かったです。  守られたチャットルームの中にいた4人が、ただ怖がって弱いままでいるだけではダメだと決意し外の世界に出て生きようとする姿は、小鳥遊さんが五十嵐さんの背中を押したように、観ている私自身も励まされたような気持ちになりました。 小鳥遊さんのセリフで1番印象に残っているのは、「一歩踏み出した先は、 前よりも苦痛で、自由じゃないかもしれないけど、でもそれだけではない」というセリフでした。生きることって難しいけどそれ以上にいろんな価値があるんだ、ということを改めて知ることができました。 4人が自殺を図ろうとするも、なぜか夜景をみて死にたくなくなったように、私たちが生きようとするきっかけは些細なものかもしれないと思いました。五十嵐さんが「日の出をみて、なにか美味しいものでも食べに行こう」と言ったあとのみなさんの晴れやかな表情は、前向きになれるもので、とても感動的でした。 そして、チャットルームに人がいなくなったシーンの音響がとても良かったです。4人がこうして集まることは無いかもしれないけど、これから4人は頑張っていくんだ、それは悲しいことではないんだとより思わせてくれるような音でした。 場面が変わる度に切り替わる照明も本当に綺麗で、1人ずつ、「チャットルームに現在人はいません」と言っていくシーンは、4人の顔は見えないけれど、そこに存在していることは確かで、少しだけさしこんでいる光は、絶望の中にみえる、ほんの少しの希望のように思えました。  工芸高校のみなさん、お疲れ様でした。  清風南海高校2年 卜部花音

「サンタクロースコンプレックス」 工芸 (大阪産業大学附属)

 7月25日(火)シアトリカル應典院で工芸高校さんの「サンタクロースコンプレックス」を観劇させていただきました。 舞台を見てはじめに思ったのは装置がとても綺麗だということです。 物語が始まって音響と照明が滑らかに変化していきます。それに役者の皆さんの演技が合わさって、とても美しい世界観を出していました。 お話は三田のクリスマスにまつわる思い出が年代別に語られていきます。それぞれの時代の三田の悩みが繊細に描かれていて、物語に引き込まれていきました。 ユーモラスな部分もありとても面白い作品でした。見終わった後、温かく幸せな気分になれる作品でした。工芸高校さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。 大阪産業大学附属高校 中山創太

「Be honest」 工芸 (大阪産業大学附属)

 当番校をさせていただきました大阪産業大学附属高等学校です。 今回はゲネと本番の2回を観劇させていただきました。   舞台にシンプルでスタイリッシュな白い装置がありいったいどんなお話なんだろうとワクワクしていると照明が綺麗に変化し物語が始まりました。   はじめは天使と悪魔の会話の中で対立が起こっていたのですが予想に反して実は天使が悪魔に恋心を寄せていくという所は天使は素直になれなくて可愛らしいなぁと思いました。   全体を通して、身近な悩みが中心でしたので共感でき、度々ユーモアに富んだ台詞でクスッと笑ってしまう場面もあり楽しいお芝居でした。天使と悪魔の世界と現実の世界が同時に展開されて行く中で、音響はクラシック音楽が流れていて照明はシリアスでありながらシーンに合わせて変化しとても素敵でした。キャストの皆さんも演技や会話がとても丁寧でカーテンコールの時に1年生とわかったときはびっくりしました。観客を飽きさせない工夫がたくさんあり見終わった後60分経っていると思えないほどあっという間の時間でした。演技の面でも作品作りの面でも勉強になるとても面白くて見応えのある作品でした。HPF最終日に素晴らしい作品を観ることができ、これからも演劇頑張ろうと思いました。ありがとうございました。 工芸高校さんお疲れ様でした。 大阪産業大学附属高等学校 2年 遠藤和奏