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「この1億円どうしよう」 淀川工科 (金蘭会高校)

淀川工科高校さんの「この1億円どうしよう」を観劇させていただきました。 どのように話が展開していくのかと思いつつ、お芝居が始まるとすぐに世界観に引き込まれました。冒頭から役者さんたちのコミカルな演技、絶妙なテンポでが繰り広げられるセリフの掛け合いで思わず笑いが出てきてしまうようなシーンも多く、わくわくしながら観ることができました。 ベンチに置かれている1億円、これを発見し自分たちの物にしようとする田中と佐藤、子どもが誘拐されていてこれは身代金だと言う専業主婦、娘の整形手術の費用だと言う山田。なにが本当でなにが嘘なのか。なにを信じてなにを疑えばいいのか。嘘が暴かれていく流れは観ている側もハラハラしました。 また序盤のコミカルな演技とは打って変わって、結末にかけてのシリアスな演技も魅力的でした。 1億円の札束や銃などはパントで表現されていたのですが、役者さん1人1人がパントでも重みを感じながら演技していたり、恐怖、怒り、悲しみなどを繊細な体や顔の動きで表現していたと思います。そのようにリアリティ溢れるこのお芝居の中に、特に専業主婦の大切なものを失うことで殺人鬼となってしまう姿はなんとも言えない、複雑な気持ちを感じました。 そしてこのお芝居のラスト、田中のその直前までに起こった全てが走馬灯のように流れるシーンの演出がとても印象に残りました。 経験がないことを演技する、とゆうことは難しいことだったと思うのですが、淀川工科高校さんは、今起きた出来事をありのまま、写実的に「経験」し、人間の欲や恨み、寂しさや生きたいと思う心などをいい意味で生々しく演じられていたと思います。 とても素敵な舞台で楽しく観劇させていただきました。 淀川工科高校の皆さん、お疲れ様でした。 金蘭会高校 3年 岩野七葉、2年 栗原輝

「東京原子核クラブ」 淀川工科 (大谷)

 『東京原子核クラブ』感想 お疲れ様でした。 まず会場に入った瞬間に装置の存在感と二階構成の装置で一階二階とも出入りができる所や、取り外し可能な表札であったりに制作技術の高さを感じ衝撃を受けました。 前半は、とても平和で個性的な平和荘の皆さんが巻き起こす珍事件を解決しながら絆を深めていく姿が面白く素晴らしかったです。しかし、後半はだんだん戦争の影が濃くなるにつれそれぞれの登場人物の思いがひしひしと伝わってきてとても感慨深いものがありました。 また、役者さん一人一人がしっかり役作りをされていて作品に吸い込まれました。例えば、物理学者ゆえの苦悩や戦争で素直に科学の進歩を喜べない葛藤などがとても自然に表現されていたので、より作品を深く理解できました。 音響は音の出す位置を工夫されていたり、ドアの閉開に合わせて外で鳴っている音の大きさが違ったり、こだわりをたくさん感じました。また、効果音の種類にもこだわっていらっしゃって素晴らしかったです。 照明は、窓枠に当てた光が綺麗でした。また、バックパーが効果的に使用されており、素晴らしかったです。屋根がある時とない時の照明の違いもはっきりしていてわかりやすかったです。 今回の作品を拝見してとても心を揺さぶられ、涙あり笑いありとはこのことだと思いました。 お疲れ様でした。 大谷高校演劇部高2西田綾夏高1桑原日和

「パンドラの鐘」 淀川工科 (金蘭会)

 7月25日淀川工科高等学校さんの『パンドラの鐘』をゲネプロで観劇させて頂きました。 最初の歌から美しく、すぐに劇世界に入り込むことができました。 全体的にテンポが良く、役者さんの動きの静と動がはっきりしていて、普段から身体をしっかり鍛えられているのが伝わってきました。 そして、1年生も多く出演されている中、どの役者さんもセリフの無い場面などでもしっかりした目線や仕草など細部までこだわられているんだなと思いました。 さらに音照も絶妙で、観ていてとても心地よかったです。 内容は戦争を扱っていて、タイトルのパンドラの鐘とは原爆を例えたものですが、セリフの中にもその様な戦争と関連する言葉や、場面を想像させる言葉が沢山散りばめられていました。 原爆投下を阻止するために死を決断するラストシーンには大変衝撃を受けました。スモークを使用しての眩いほどの光がとても印象的で、二度とこのようなことが起きないで欲しいという未来への願い、希望の光の様に見えました。 重たい内容を扱いながらも、とても軽快で、淀工さん特有のパワフルで力強い演技に圧倒され続け、あっという間の100分でした。 淀川工科高等学校の皆さん、お疲れ様でした。 金蘭会高校演劇部   大久保汐里 山本篤

「カノン」 淀川工科 (箕面・豊島)

 7月28日の13時からの淀川工科高校演劇部の劇を観劇させてもらいました。トラブルか、出だし少し送れましたが公演時間は2時間で、最後まで飽きずに観劇させてもらいました。ちょくちょく入ってくる天麩羅裁判の部下の英語がシリアスが続いたところに入ってくるので飽きずに観劇させてもらいました。 私達チームみのてしとは全然違う作品でしたが笑うところ、シリアスなところがはっきりしていてとても面白かったです。天麩羅裁判のシーンから、主人公達のシーンへの切り替えが笑いのシーンからシリアスのシーンへの切り替えになっていたので笑いのシーンとシリアスのシーンがはっきり別れていて凄かったです。 私は最前列で観劇したのですが、とても迫力があって圧倒しました。笑うシーンは笑う場面ではないのにつられて笑いそうになって、凄いなと思いました。私は1年生なのであまりよく分かってないのですが、ブル暗を使わない場面転換をこういう風にやるんだと勉強になりました。 私達チームみのてしは今回、メイクはしなかったのでいつかメイクをして劇をするときは、あんな風なメイクをしたいです。

「カノン」 淀川工科 (工芸)

 7月27日、淀川工科高校さんの舞台「カノン」を観劇させていただきました。 まず、パワーがすごかったです。淀川工科高校さんの演劇部はやはり男子部員の方が多いからなのかぱりっと舞台が引き締まっており、もちろん女子部員の方もそれに負けない気迫で、会場全体がパワーと熱に包まれている感じがしました。 冒頭の歌や殺陣、役者さん一人一人の的確に感情の伝わる演技にも引き込まれたのですが、特に印象に残っているのは主人公の太郎が、友である蛸吉を自分の手で殺めてしまう場面。二人で刀を持ち向き合っているところはコミカルでしたが、太郎の惚れた沙金にやれと言われて、本当に殺してしまう。判官側の立場で盗みや殺人を嫌っていた太郎が初めて人を殺めた時の表情や反応、赤に染まる照明などすべてに鳥肌が立ったのを覚えています。 印象に残った場面を挙げればキリがないほど濃い1時間50分だったのですが、全体的に笑いとシリアスな場面のメリハリがついていてとても見やすかったです。 上手く言葉にできないのがもどかしいですが、淀川工科高校さんは2日公演ということで本日も13時からと17時から公演があるので気になる方は是非!というかあんなハードな劇を3回公演なんてすごい体力だな、と思います。 淀川工科高校さん、大変面白かったです。ありがとうございました! 工芸高校演劇部