「カノン」 淀川工科 (工芸)
7月27日、淀川工科高校さんの舞台「カノン」を観劇させていただきました。
まず、パワーがすごかったです。淀川工科高校さんの演劇部はやはり男子部員の方が多いからなのかぱりっと舞台が引き締まっており、もちろん女子部員の方もそれに負けない気迫で、会場全体がパワーと熱に包まれている感じがしました。
冒頭の歌や殺陣、役者さん一人一人の的確に感情の伝わる演技にも引き込まれたのですが、特に印象に残っているのは主人公の太郎が、友である蛸吉を自分の手で殺めてしまう場面。二人で刀を持ち向き合っているところはコミカルでしたが、太郎の惚れた沙金にやれと言われて、本当に殺してしまう。判官側の立場で盗みや殺人を嫌っていた太郎が初めて人を殺めた時の表情や反応、赤に染まる照明などすべてに鳥肌が立ったのを覚えています。
印象に残った場面を挙げればキリがないほど濃い1時間50分だったのですが、全体的に笑いとシリアスな場面のメリハリがついていてとても見やすかったです。
上手く言葉にできないのがもどかしいですが、淀川工科高校さんは2日公演ということで本日も13時からと17時から公演があるので気になる方は是非!というかあんなハードな劇を3回公演なんてすごい体力だな、と思います。
淀川工科高校さん、大変面白かったです。ありがとうございました!
工芸高校演劇部
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