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「追う女と追われる男」 箕面東 (豊島)

 今回、レポートを担当させていただく豊島高校です!!私達は箕面東高校さんの「追う女と追われる男」を観劇してきました!! 場内に入った時から、舞台の綺麗さに見惚れてしまうほど、舞台美術に凝っていて箕面東さんらしい舞台になるんだなぁと思うと、とてもワクワクしました!! 劇中は照明がとても幻想的で、役者の皆さんを引き立てていました!ひと味違う転換の照明を見れて、勉強にもなりました!! 衣装は手作りされていて、可愛かったです♪ 私は特にスイちゃんのサーカスの衣装がお気に入りです!! アンサンブルのみの役の方などもいて、とても贅沢に役者を使われたのだな〜と思いました!!主に3年生の役者のさんが多かったのですが、1年生も役者として混ざっていても違和感がありませんでした!! とても難しいお話でしたが、たまに笑いを、誘うシーンも組み込まれていて、飽きること無く約70分間世界にめり込むことが出来ました!! 素敵な作品をありがとうございました!! 豊島高校

「夏芙蓉」 大阪府教育センター付属 (大阪女学院)

 大阪府教育センター付属高等学校さんの 「夏芙蓉」を見させて頂きました。 登場人物5人のキャラクターがそれぞれきちんと作り込まれていてとても見やすかったです。 前半は女子高生4人がいつも通り楽しそうに話しているのに、段々といつも通りじゃなくなっていき、4人の間に壁が出来ていくようでした。 最初は気づかなかったのですが、ゆっくりと4人の間にズレができてみんなの記憶がごちゃごちゃになっていくところが凄く印象に残っています。 後半になるにつれて段々と引き込まれていき、マイコちゃんの「私達死んでる」の時には切なくて泣きそうでした。 音響、照明も舞台全体の雰囲気に合っていて素敵でした。 自分の命は今日で終わってしまうかもしれないのだ、と、命の尊さや死と生について、残された者の気持ちなど、普段考えないことを考えさせられる良い機会になりました。 教育センターの皆様お疲れ様でした。 これからも頑張ってください。 大阪女学院高等学校 成松千優

「タイトルは「さらば」でいいのか」 大阪産業大学附属 (清風南海)

 7月31日、シアトリカル應典院で大阪産業大学附属高校さんを観劇させていただきました。 前説でもおっしゃっていたとおり大産大さんと言えば笑い。初めから笑わせていただくつもりで観に行きました。当番校としてゲネプロと本番の二度観ることができましたが、ゲネと本番で違うネタを披露され、二度目も飽きずに楽しむことができました。 物語の主人公は演劇部で脚本を書いている亮太。彼の、演劇部内での話と空想のストーリーが交互に展開され、双方のユニークなキャラたちに笑わされている間に、父親との関係に悩む亮太の心が浮き彫りになっていきます。物語の最後は、亮太が自分の創り出したキャラに励まされ、みんなで歌を歌って未来へと歩き出すという暖かいものでした。 開演早々観客を巻き込んでしまうダンスや大胆な音響・照明。そして何より演じていて楽しいと叫ばんばかりのキャストの演技に大いに楽しませていただきました。 大阪産業大学付属高校の皆さん、お疲れ様でした!                               清風南海高校

「ここは洋式トイレです。」 大阪女学院 (堺東)

 本日、大阪女学院高等学校さんの『ここは洋式トイレです。』を見させていただきました。堺東高校一年の中林です。 舞台上を始めてみたとき、トイレがポツンとおいてあるインパクトに目を奪われました。劇自体は、コメディ調でとても面白く笑えるものなのに、芯にはしっかりと伝えたいことがあり、元気付けられるような作品でした。 演じる方もそれぞれ個性が強い方ばかりで、トイレやトイレグッズの擬人化という飛び抜けた役をしっかりと演じられていたと思います。私は特に洋式トイレさんが好きで、ナルシストなのに少し残念で、皆に雑に扱われている姿に、少し笑ってしまいました。 音響さんを、音姫と表現するそのセンスに脱帽です。音楽や照明が演技にとてもあっていて、自然に見ることが出来ました。 とくに、照明はしっかりと作ってあって、公演後に照明さんが一年生だけと聞いて驚きました。 とてもたくさんのことを吸収出来た素晴らしい公演だったと思います。 勉強になりました、ありがとうございました。

「たられば」 咲くやこの花高校 (淀川工科)

 咲くやこの花高校の「たられば」を観劇させて頂きました。 とっても不思議な感じの劇でした。 虚無の空間と、現実での出来事とが照明でハッキリ分かれていて見やすかったし、会話のテンポもよかったです。 表情も豊かで、演技もリアルで違和感が無かったです。ずっとこの劇の世界観にのめりこんでました。 メガネが隠し続ける自分を自分として、吐き出して楽になりたいという自分を一連の事件の関与者として、虚無の空間で葛藤するメガネの姿が見ていて面白かった。 シリアスな場面の中にも、ところどころ笑いを誘うシーンがあり、楽しく観劇させていただきました。 素敵な劇を、ありがとうございました。 淀川工科高等学校 

「妥協点P」 千里 (緑風冠)

 下手側に机と椅子だけという ほとんど素舞台に近いにも舞台だったにも関わらず、狭い空間でテンポ良く繰り広げられる会話劇に圧倒された65分間でした。 私自身、あれだけ舞台上に物や装置がない 演劇を観たのが初めてだったのですが 図書準備室という空間が、役者の動きで きちんと成り立っていて、とても勉強になりました。 音響は流す場面は少なかったのですが とても効果的に使用されていて グッと世界観に入り込めましたし 照明とのコンビネーションが素晴らしかったです。 役者さんも、とても個性的な役者さんばかりで 一人ひとりの役がとても輝いて見えました。 1年生の役者さんが2名いらっしゃったのですが とても素晴らしい演技で、1年生には思えない 堂々とした演技でした。 そして中でも、山形先生の演技は、迫力があり かなり早口で話す場面もあったのですが その迫力で、観ている方を惹きつけていたと思います。 とても濃厚で、観ている方を惹きつけて離さない 65分間でした。 素敵な公演をありがとうございました。 千里高校さん、お疲れ様でした。 緑風冠高校

「子の刻キッド」 山田 (鶴見商業)

 会話のテンポがよく、一人一人のセリフが丁寧で見入ってしまいました。 オープニングの猫が印象的で、最初に猫の声が聞こえた時はビックリしました。 女性が男性の役をやっているのを忘れるほどに演技が上手で、役者の性格がとても分かりやすかったです。 何よりすごいと思ったのは装置です。 後ろにある左右の装置が扉として使われるなんて思ってませんでした。 そして、ベットが動くのは衝撃でした。 照明では、サスがついた後にかたっぽずつ消えていくというのは初めて見ました。 フェイドイン・フェイドアウトがとても丁寧できれいでした。 音響では、雨の音が工夫されててすごいなと思いました。 1時間50分という時間を忘れるほど、劇に入り込んでしまいました。 良い劇を見せていただき、ありがとうございました。 鶴見商業 二年 宮内 嵐