「山姥」金蘭会高校観劇ブログ2(精華高校)
金蘭会高校「山姥」
公演お疲れさまでした。
当番校の精華高校は5人が感想を書きました。
稚拙な文章もあるかもしれませんが、せっかくの感想ですので
全員分、全文まま、掲載させていただければと思います。(顧問・鈴木)
No.2は、1年の感想です。
1年 石塲穂乃歌
とても面白く、90分があっという間にすぎました。まず開演前の上演前のお願いの時に全員で携帯電話の電源を切るように促したのがとても凄いなと思いました。
舞台美術も凄く迫力があり、見応えがありました。階段にシートのようなものが貼ってあってそれを剥がすことによって転換をしたのはとても納得してしまいました。
衣装も山姥、山神様、イタチ、蛙、ヤモリ、が特にとても個性が出ていて、観ていて楽しかったです。
山姥ですが、まず声がとても低く、しゃがれているのがとても驚きました。動きも素早く台に飛び移る仕草が山姥そのものでした。
初めは誰にも心を開かず悪いことばかりをしていたのがやまとを産んでからだんだん少しづつ優しくなっていく姿にとても心打たれました。個人的に「やまとに恋しちまったのかもしれねぇ」ってセリフがとても刺さりました。
やまとはとても人間らしい人物だなと思いました。調子に乗りやすく、嘘をつき、怠けるところなどが本当に人間らしい。でも、大切な人(里)を救うために飛び込んだ姿には胸打たれました。
この2人以外で特に印象に残った人物がイタチでした。
終始マイナスなことばかりを言っていたりしていたのが最後のセリフで理由が分かりとても腑に落ち、泣けました。
これは私の勝手な想像ですがイタチの「お前に捨て子の気持ちが分かるまい」というセリフからイタチも過去に捨て子だったのかなとも思いました。
とても素敵な作品をありがとうございました。
1年 岩佐幸結
テンポ感がよく、一人一人の演技力も高く同年代の方々とは信じられないような迫力でした。
あんなに人数が多いにも関わらず息をそろえるところはピッタリとそろっていて、すごく努力されたのだなぁと感じました。
音響照明の使い方がとても上手く、あのチカチカとする照明は初めて見る演出でしたがコマ撮りアニメのようでとても好きでした。
それぞれの場面が面白く予想外な展開も多くて体感時間がとても短く感じました。
舞台だけではなく客席や観客を使った劇には驚きを受けました。
ネタが多く、知識不足で分からないネタもあったのですが分からなくても面白く思わず吹き出してしまうほど面白かったです。
伏線回収といっていいのか分かりませんが、あぁ、あそこってここに繋がるんだーと思う部分があり、そこでは自然と涙が出てきそうでした。
話の流れが結構早かった(よいテンポ感)にも関わらず山姥の愛情やそれぞれのキャラクターの感情がわかりやすく感動しました。
最後に、それぞれの役者の笑顔が輝くほど眩しく、それぞれのキャラクターの感情はわかりやすく涙を誘い、笑いあり涙ありのとても面白い劇でした。
とてもよい作品を金蘭の素晴らしい演技で見せてくださり本当にありがとうございました。
No.1では2年・3年の感想を掲載しております。
もしよろしければぜひご覧ください。
コメント
コメントを投稿