「赤ずきんちゃん!」精華高等学校Aチーム (金蘭会高等学校)
8月2日水曜日ウイングフィールドにて、精華高等学校の「赤ずきんちゃん!」を観劇させて頂きました、金蘭会高等学校演劇部です。
まず初めに「赤ずきん」という童話の世界をしっかり表現されていた音響について、お話させていただきたいと思います。客入れの段階から、劇の中の雰囲気を崩さずに、尚且つ「これからどんな劇が始まるのか」というワクワク感を引き出されるような感覚でした。劇が始まった途端の普段聞き慣れないような音楽で、一気に劇世界に引き込まれました。ミュージカルのように歌や踊りを取り入れ且つ、転換の際の独特な動きには私たちでは成し得ない大きな発見がありました。
照明では、音響と同じように「赤ずきん」という童話の世界を表現するために、地明かりが少なく幻想的な雰囲気に仕上がっていたのではないかと思います。また、シーンごとの切り替えが多かったこの作品で、照明をきっかけにしたシーンが多々あるように見えましたが、どのシーンもミスがなく私たちもまた気持ち新たに次のシーンにしっかり集中することができました。
そして役者の皆様。ウイングフィールドという役者と客の距離が近いからこそ、役者の方の表情や動きがしっかり捉えられ、また爪先や目線までしっかりと意識を張り巡らし、美しい流動的な動きを見事に再現されていたことに圧巻を受けました。動かずに長く立つ時間が長かったと思いますが、それでもそのストップモーションに隙が無く、だからこそ舞台前方で繰り広げられていた劇世界にしっかり入り込むことができました。誰しもが舞台上にいる時は台詞を言う訳で無い、だからこそ動きや視線、演劇において重要なのは言葉だけではないということを実感することができました。
また、今回の「赤ずきんちゃん!」という劇では親子間による精神的束縛の連鎖、愛情の裏、そして自由という大きなメリットの代償など、誰もが一度は心に思い浮かべたことのある小さく、そして大きな悩みを童話に絡めて客である私たちに伝えようとしていたのではないでしょうか。
最後になりますが、精華高等学校演劇部の皆様。アフタートークを含め、素晴らしい60分間をありがとうございました。貴校のますますのご活躍をお祈りしております。
金蘭会高校2年 大野雛乃
金蘭会高校1年 藤本愛心
まず初めに「赤ずきん」という童話の世界をしっかり表現されていた音響について、お話させていただきたいと思います。客入れの段階から、劇の中の雰囲気を崩さずに、尚且つ「これからどんな劇が始まるのか」というワクワク感を引き出されるような感覚でした。劇が始まった途端の普段聞き慣れないような音楽で、一気に劇世界に引き込まれました。ミュージカルのように歌や踊りを取り入れ且つ、転換の際の独特な動きには私たちでは成し得ない大きな発見がありました。
照明では、音響と同じように「赤ずきん」という童話の世界を表現するために、地明かりが少なく幻想的な雰囲気に仕上がっていたのではないかと思います。また、シーンごとの切り替えが多かったこの作品で、照明をきっかけにしたシーンが多々あるように見えましたが、どのシーンもミスがなく私たちもまた気持ち新たに次のシーンにしっかり集中することができました。
そして役者の皆様。ウイングフィールドという役者と客の距離が近いからこそ、役者の方の表情や動きがしっかり捉えられ、また爪先や目線までしっかりと意識を張り巡らし、美しい流動的な動きを見事に再現されていたことに圧巻を受けました。動かずに長く立つ時間が長かったと思いますが、それでもそのストップモーションに隙が無く、だからこそ舞台前方で繰り広げられていた劇世界にしっかり入り込むことができました。誰しもが舞台上にいる時は台詞を言う訳で無い、だからこそ動きや視線、演劇において重要なのは言葉だけではないということを実感することができました。
また、今回の「赤ずきんちゃん!」という劇では親子間による精神的束縛の連鎖、愛情の裏、そして自由という大きなメリットの代償など、誰もが一度は心に思い浮かべたことのある小さく、そして大きな悩みを童話に絡めて客である私たちに伝えようとしていたのではないでしょうか。
最後になりますが、精華高等学校演劇部の皆様。アフタートークを含め、素晴らしい60分間をありがとうございました。貴校のますますのご活躍をお祈りしております。
金蘭会高校2年 大野雛乃
金蘭会高校1年 藤本愛心
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