「LEAVES」 枚方なぎさ高校 (咲くやこの花高校)
「枚方なぎさ高校 『LEAVES』を 観劇して」
枚方なぎさ高校の作品を観劇して思ったことを書こうと思います。
まずはじめに、この作品はとにかく「素敵」でした。
「私」が家族以外の人間に出会って自分が幸せなことに気づけたことが「私」の表情や動作からひしひしと伝わってきました。また、感情をありのままに表現している姿に感銘を受けました。
私がこの作品の中でも印象に残った場面が三つあり、一つ目が「私」が空を飛んでいるような描写がある場面です。この場面の「私」の、とても嬉しそうで、何もかも吹っ切れて晴れ晴れとした表情が心に残りました。二つ目が水玉模様の空間です。あの不思議さを感じられる空間が私はとても大好きです。三つ目が、舞台上に小さなピアノを置いて音を出していたことです。生の音を出すことで臨場感が増し、その場面の空気感がとても分かりやすくなっていました。音響さんが操作するのではなく、舞台で直接音を出すという発想が素晴らしいなと思いました。
舞台に立つ役者が笑うと、私の心が温かくなり、大声で怒鳴られとると、私も怒られている感じがするなど、一つ一つの感情や言葉が私の心に響いてきました。まるで私も作品の中にいるような感覚を味わうことが出来ました。
発声の丁寧さや間の取り方を学ぶことができました。誰も声を発しない場面では一人一人の感情が、より明確に現れていて作品にどんどん吸い込まれていきました。また、歩くときやしゃがむとき、倒れるときなど、一つ一つの動作がとても丁寧で綺麗でした。
この作品は自分たちのリアルな思いや感情を体現しているんだなと感じました。だからこそ、この作品に引き込まれたのだなと思います。
観ている人に何かを問いかけているように感じた舞台でした。それを自分なりに考えて、これから生きていこうと思いました。「素敵」な作品をありがとうございました。
(咲くやこの花高校)
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