「アイとユウキとマツリ」 東海大学付属仰星・長尾合同 (箕面)

東海大学付属仰星・長尾高校さん 観劇ブログ

この舞台が終わって私はすごく考えさせられました。

「アイとユウキとマツリ」はアイとユウキが産まれる場面から話が始まります。アイは可愛くて愛嬌があって人気者。ユウキは可愛くなくて闇を抱えていて暗い。はじめは正反対の双子の2人が支え合いながら学校生活を楽しもうとする話だと思っていました。

また、とても仲のいい双子の姉妹とその友達。面白い男の子の後輩2人、生徒会執行部の2人が文化祭で全校生徒とダンスを踊るために反対する先生を押し切って頑張るというストーリーなのか?と考えながら見ていると、え!?そうなるの!?と驚きがあり、面白かったです。

ピアノは舞台上で弾いていて、アイ役の方のピアノの上手さも驚いたし、ラジカセから曲を流すたびにタイミングが音響としっかりあっていて、すごいなーと思いました。

上から長い布を4枚吊るして、後ろから照明をあてるという発想にも感心しました。そこの色でシーン分けをしたり、話す人によって変えてたり、怖いシーン、真剣なシーンなどで変えていてとても綺麗でした。

はじめのシーンではユウキはみんなから完全に無視されていてどういうこと!?と思いました。

そのあと、演劇部にいる人はみんな思いを抱えていることが分かったり、マツリが剣道をやめてしまった理由がわかったところはマツリの演技の迫力がすごかったです。広島の原爆記念館で見たことを話すシーンでは、ほかの役者が黒い服を着て集団演技をしていて3人が怖がっているのがとても伝わってきて、こっちまで怖くなりました。

アイとユウキの2人が背中を向かい合わせて自分の気持ちを語るところは話す人に合わせて照明の色を変えていて迫力があり、かっこよかったです。

地震のあと、ユウキが死んでいることにはじめは全く気づかなくて、びっくりしました。また、はじめのシーンでユウキがアイ以外に無視されていた理由もわかって伏線がしっかり回収されていてよかったです。

最後のYMCAのところでアイとマツリが号泣し始めるところは少し?とは思いましたが、その周りで後輩や生徒会の人達は踊り続けていてとても狂気的で怖いなって思いました。

最後に、私ではかけないような話でとても刺激になりました。私は1年生なのでこれからの活動にいかしていきたいと思います。貴重な経験になりました!ありがとうございました。お疲れ様でした。

箕面高校演劇部

金廻里歩

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