「赤鬼」東海大付属大阪仰星高等学校(大阪女学院高校)

『赤鬼』東海大付属大阪仰星高等学校のみなさん本当にお疲れ様でした。

ゲネプロと本番の両方を見させて頂きました。

『赤鬼』は、有名な脚本だとお聞きしていましたが、私は拝見するのが今回初めてだったため、すごくわくわくした気持ちで拝見させて頂きました。

まず舞台が始まる瞬間の雰囲気の作り方が本当に素敵でした。雰囲気の作り方が素敵だったからこそ、冒頭から物語の世界に入り込むことができました。

また、照明の色の使い方や明暗の切り替え、音響の選曲やボリュームもまるで物語に入り込む道具として使われているようでした。1回目のゲネプロでは理解しきれず進んでしまったところも2回目の本番では伏線や表現に気づくことができて何度も見ても飽きない舞台でした。普通なら、一度見たものを二度見るときは時間が経つのが遅いと感じますが、東海大付属大阪仰星高等学校のみなさんが演じられた『赤鬼』は、2回目のほうが時間が経つのがすごく早く感じました。

ミステリー要素もありコメディ要素もあって、とても惹き込まれる舞台でした。私たちも一心寺シアター倶楽で劇をさせていただきましたが、本当に同じ舞台で演じているのか疑ってしまうほどの素晴らしい舞台装置がすごく見入ってしまいました。鬼だから人を食べるのではなく人を食べるから鬼なのだという言葉が印象に残っています。そのときの、『あの女』の感情の込め方が素晴らしく、思わず涙が出そうになりました。

赤鬼が鬼、あの女が人間という認識からはずれるとまたちがった考えが生まれ、常識が覆されました。

東海大付属大阪仰星高等学校のみなさん本当にお疲れ様でした。

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