「喫茶 裏面バー」箕面高校(豊島高校) 

★まずは、箕面高校演劇部さんの皆様、公演お疲れ様でした。とても素敵な劇を見せてくださりありがとうございます。とっても面白かったです。公演時間が75分だと聞いていましたが、75分も本当にあっという間で「えっ…もう75分⁉︎まだ25分くらいしか経ってなくない?」 と感じるくらい劇に夢中になっていました。そのくらい没入感があり、細かい所作、例えば口をチャックしたら開ける、お椀を開けたら閉めるなどの動作が凝っていて面白かったです。私はゲネと本番の2回公演を見たので1回目で感じた事、伏線などを2回目で回収できてとても気持ちよかったです。
 お話の流れとしては喫茶リメンバーというバーが舞台となってお話が進んでゆき、そのバーのマスターとマスターの幼馴染の常連のおじさん、バーのバイト、たまたま来た高校生の女の子、有名なカレー屋さんの創立者の男の人が中心となってお話が進んでゆきます。一回目を見た時はなぜおじさんとカレー屋の男の人は交わらないんだろうとか、マスターとおじさんの掛け合いが面白いなぁ、としか思っていなかったのですが、2回目を見てみるとなぜお父さんはご飯をみじん切りにしていたのかや、ドミノのくだりの意味が分かってより一層面白かったです。『喫茶裏面バー』を見るなら絶対2回見なければ!と思った瞬間でした。
 流行りの音楽でスピッツや安室奈美恵が出てきて、結構昔の話なのかなと思ったら流行りのスイーツにタピオカが出てきて頭の中が???で埋め尽くされました。後で先輩方と考察をしていた時に、タピオカは3回くらいブームが来ていて、劇中の時代にも流行っていたみたいなので、細かいところまでしっかり練り込んでいて凄いなとなりました。劇の中に日本文学や歴史などの話が散りばめられていてとても興味深かったです。私は学問のスルメが好きでした。他の商品名も気になるなぁ…個人的にはおじさんが「ぼったくりじゃないか」と言った後に幕から少し顔を出して謝っていたシーンが好きでした。どのシーンでも笑いが絶えず、細かい設定もよく練られていて凄いなと感じました。
私も伏線が沢山散りばめられた見応えのある劇を作れるように見習っていこうと思いました。
 最後になりますが面白く見応えのある舞台をありがとうございました‼︎
本当にお疲れ様です。また機会があれば見たいなと思いました。 (豊島高校1年)
★箕面高校さん『喫茶 裏面バー』の上演お疲れ様でした!タイトルの通り喫茶店のお話で、小規模な喫茶店の中でお客さんたちの料理への概念や家庭の悩みなどが描かれたものでした。音響は役者の動きと見事に合っていて、照明は暗転までの明かりの消え方もとても綺麗で、物語の情景がよくわかりました!
小道具では、ラジカセの音量を小さくする時はボタンを連打したり、音を止める時は1回押して止めるなど、小道具の使い方も現実に近づけていて、細かくてしっかりしているなと思いました。香辛RYOさん!名前の表記が「香辛料」かと思っていたら、パンフレットを見てみたら「香辛RYO」でした…!料はまさかの英語表記だったんですね…!!香辛RYOの衣装、全身がオレンジ寄りの赤色で、ズボンの光沢感がいかにも辛口って感じがしてとても面白かったです!
40代のマスター、おじさんと、学生の陽子のジェネレーションギャップが稀にみえて良かったです!バイトくんのどこか天然で自分の言いたいことは構わず言うようなキャラ設定もとても面白かったです!他にも、文学的なメニュー名や、鶏肉を喉に詰まらせた話などの小ネタシーンもあったからか、観客の人たちもよく笑っていて舞台に釘付けでした…!ラストのシーンの常連のおじいさんとマスターの「あの、また来てくださいね」というセリフが二人でばっちり揃っていて、観客が「これで物語が終わるんだな」とわかるような綺麗な終わり方でした。この作品は、一度見ただけでは気づけないような伏線が多かったので、ゲネと本番の二回観ることでその伏線気づいて物語の理解を深めることが出来てスッキリしました!
 箕面高校さん!素晴らしい舞台をありがとうございました!!また来年も観たいなと思いました!そして、本当にお疲れ様でした!! (豊島高校2年)

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