「破壊ランナー」淀川清流&池田 (大阪女学院高校)

淀川清流高等学校の皆様、池田高等学校の皆様、上演お疲れ様でした。大変楽しく観劇させていただきました。100分という大変長い時間での公演、とても体力が必要で終盤になればなるほどしんどくなっていくと思います。ですが、みなさんはそういった表情や態度というものが1つも見えず、最後まで役というものに息を吹きかけて演じきっておられて、とても感激いたしました。
劇を観始めたとき、「これは暗いテンポで進んでいくのかな?」と感じたのですが、劇が進めば進むほどコメディー要素がたくさん出てきてお客様を飽きさせない工夫が素敵だなと感じました。笑いのポイントを入れれば入れるほどお客様の笑い声が大きくなり、最後は笑い声と同時に拍手まで! 「笑わせたい!」と思って書いて実際にお客様が笑ってくれた、というような形ではなく、自然な笑いを入れたりしているのもお客様の心を捕まえた一つの要因だったのかなと思いました。
今回の劇は舞台セットが一つもない素舞台だったのですが、むしろ舞台セットは置いてはいけないと思うほど舞台を広々と動き回りながら使っているのがとても上手だなと思いました。どの高校の演劇部さんの公演でも大体が舞台装置を置いていたり、小道具を使っていると思うのですが、淀川清流高等学校の皆様と池田高等学校の皆様は小道具すら使わず、効果音までセリフに組み込まれていて斬新かつ新鮮な演劇だなと思いました。
また、低い姿勢で走る演技をした状態でセリフを言っていたのが本当にすごいなと感じました!普通に立っている状態でも声が通らなかったりこもってしまったりするのに、役者の皆様はその状態でもしっかり声を出して客席に声を届けていたのが本当に素晴らしいなと感じました。これからも、どんな形態であっても皆様の素敵な声をお客様に届けてほしいです!
最後になりましたが、楽しい劇を届けてくださりありがとうございました。これからも皆様の活躍を応援しています。本当にお疲れ様でした。(2年)


まず初めに公演お疲れ様でした!
正直なところ劇が始まる前100分間の劇をすると聞いた際「そこまで長い劇をできるんだすごい!」と思った反面、飽き性な私にとって「100分もの長い劇を最後まで集中してみられるかな」と不安なとこもありました。しかし、劇が始まったあたりからその不安は無くなりました。劇初めの声を合わせて記録を言って行くところにも圧倒されましたし、そのあとに出てくるキャラクターがそれぞれものすごい個性を持っていてその個性をしっかりと全員が出せているところがすごいと感じました。1人二役している役者さんはそこでもキャラクターに違いを出すことができてすごいと感じましたし、カルリシアさんの場合はお金がカツカツで姿を売ったり、改造されて人格が変わったりとそこでのキャラクターの変化をしっかり出せていてそれが見ていて面白いなと感じました。
それに今回の劇は素舞台で行われていて、役者の皆様が大きく動いて舞台全体をしっかり使えているのが見習いたいなと感じました。また素舞台であることによって形ないものを口で言って表現してお客さんにイメージさせて、そこで笑いをとると言うところがすごく上手だなと感じました。特に監督が急に帽子被ってコート着てと言い始めた時は急になんだろうと思いましたが、全ての服装を言い終わった後に旅立つ感じがすごい出ていて実際に着替えなくてもこんなふうに雰囲気を出して笑いにすることができるんだと勉強になりました。
最後と初めを同じ言葉で終わらしていて初めにはわからなかった2025年以降の記録が、見終わったからこそわかることなんだと知れてスッキリしました。しかし豹二郎ダイアモンドの行方がわからないのが物語のその後を想像させる材料となりそこも面白いなと感じました。
改めて、いろいろイメージさせられる面白く素晴らしい作品をありがとうございました。
本当にお疲れ様でした!(2年)

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