「わたしのつばさ」 関西学院千里国際 (関西創価)

この度、関西学院千里国際高等部さんの「わたしのつばさ」のブログを書かせていただきます、関西創価高等学校3年藤原忠です。素晴らしい作品をありがとうございました。本当にお疲れ様でした。

劇の内容は2025年度卒業公演に相応しいお芝居で劇中でこのHPFの卒業公演の主演を春風舞香(三浦さん)がするか、藤原和津(真田さん)がするかを選挙で決めるというものでした。主演をするために生まれてきたかのようか春風舞香に藤原和津がコミカルに立ち向かっていく姿が面白く、見ていて楽しい作品です。

はじめの印象としては、まず演者が全員声が良く通り、かつ綺麗で尚且つテンポが良かったです。普段のお稽古の完成度と仲の良さが滲んでいるなと思います。
劇の内容が今までの実際の演劇部の歴史を踏襲していて、その分役者全員に気持ちがしっかり乗っていたのだと思います。
そしてキャラクターが一人ひとり役割が立っていて、何をとっても完璧な春風舞香とそれを支持する部員たち。だからこそ、そこに一人立ち向かう和津が光る。中学の時に部活を立ち上げた2人の対比。そして巻き込まれる同期の2人。いい役がもらえない瀬川優介と高一からの途中入部で役を貰えない、優秀な兄と舞香と同じ名前をもつ妹尾苺伽が主演2人への劣等感や嫉妬を持っていたり。後輩の部長副部長も舞香に心酔する飛鳥悠太と舞香に嫉妬し和津を支持する巻磯山あさ。
全員が上手く絡み合っていてキャラクター性だけでもいつまでも見れるような脚本でした。

裏方は転換がとても自然で、照明音響がとてもドラマチックに綺麗になっていて観るストレスが全くなかったです。

タイトルの「わたしのつばさ」が、はじめは舞香のものだったのが、最後で舞香と和津の「わたしたちのつばさ」になるのがとても感動しました。3年生のみなさん。本当に今までお疲れ様でした。これから先も演劇を好きでいてくれたらと思います。僕は舞香さんのTikTokをフォローしようと思います。

本当に素敵な時間を素敵な作品をありがとうございました。
関西創価高等学校 藤原忠(3年)

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